DENON UPA-F88 を 改造しよう!
皆様、こんにちは。
購入から20年程(2018/01現在) 愛用しておりました、
デジタルアンプ「DENON UPA-F88」を少々改造しようと
思います。
このアンプですが先にも記述致しました通り、かなり古いアンプです。
当時オーディオの入門モデルだったと思います。
当時の私は、PCマザーボードのpinアウトから1000円位のアクティブスピーカー
に繋げ、CD等視聴しておりました。
これが、ひどい音でして・・・。
音質に対し納得出来ない時にふと思いついたのです。
単純に「オーディオにPC繋げば良くね?」との単純発想で、
この「DENON UPA-F88」に繋いで利用して来ました。
オーディオスピーカから奏でるPCの起動音に感動!
そんなこのオーディオセットですが、
最近(2018年01月現在)スピーカーも音が割れて来たし、
アンプ含め全交換の時期に来たのかなと思い、電化量販店に足を運びました。
最近のオーディオを電化量販店なんかで視聴すると まぁ、素敵な音を奏でます。
家の「UPA-F88」とは大違いだなぁ、と音の響きに感動!
しかし、大学受験前の娘がいる中、PCオーディオなんかに大枚は払えません。
「お父さんの お小遣いでは、高級アンプなんて買えない!」
「じゃ、改造できないか?」
そんで調べてみました。
【調査】
●簡単にご説明すると、音が悪くなる原因は下記と言う事。
・PC本体内部には、沢山のノイズが飛んでいて、
綺麗な音源に悪影響を及ぼしている。
●オーディオの音質は「スピーカー性能」もさる事ながら
「音を奏でるチップ特性」が大きな影響があると言う事。
デジタルアンプ内には「PCで言うCPU」が存在しており
それを高級な物に変えると劇的な音質改造になる。
【対策検討】
①PC内に飛び交うノイズの問題
→ 世間には「USB DAC」と言う優れモノがあるらしい。
そいつは、PC内で処理していた「音関連」を
ノイズに影響されない「PCの外」で処理すると言う物。
なるほど、これは期待出来そうだ。
そんで以下をチョイス。
●「FOSTEX PC100USB」
※ハイレゾ対応の製品もありましたが、そこまでの要求は
ないのでコレをチョイス。
これでPC内のノイズに影響されず「生音」に近い音源を
アンプに届けてくれる筈。
②「DENON UPA-F88」って「オペアンプ(PCで言うCPU)」は、
何が乗ってるか調査。
箱を開けて確認してみると下記オペアンプが刺さっていました。
「JRC4565DD」X 3
あ、基盤にハンダ付されてるぅ(泣:単純に交換が出来ない)。
3つと書きましたが内1つはヘッドフォン用(?多分)でしたので
今回の交換対象は2つとしました。
因みにこのオペアンプですが、決して悪い音を奏でる訳では
ありません。
ただ単純に、更なる上級アンプの音を知りたく交換する事にしました。
じゃ、どのオペアンプにするかなぁ~。
ググってみると「秋月電子さん」に目が留まり覗いてみると?
え? ええええええ?
ビックリです!
オペアンプの価格って
「数十円」 から 「数千円」 の価格なのです。
もっとお金が掛かると思いましたよね!
私もその一人です。
参考までにリンクを張っておきます。
※参考:秋月電子さん
因みに、搭載されていたオペアンプ(JRC4565DD)に関しては
価格すら確認する事が出来ませんでした。
多分、5個で100円位だと思います。
(凄いチープなオペアンプです事^^;)
そこで秋月さんで以下をチョイスしました。
「MUSES8920D」
取り外しが出来る様にソケットもチョイス。
選んだ理由として、元々 装着してあるオペアンプ(JRC4565DD)でも
不満がなかったので、交換後の効果を確認する為、テスト的に数百円の8920
にしました。
③音割れの原因
スピーカーが破れてました。
へい、購入します。
修理も出来る様ですが、素人レベルでは無理そう(Youtubeで確認)。
やめておきます。
選んだのが、
「Dayton Audio DA135-8 13cm アルミコーン ウーファー 8Ω BSDA0」 X2
特に理由はないのですが、エンクロージャーに合う物を選んだ
だけです。
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※2018/10/14追記
エンクロージャーに合わなかったのでゲタ的な物を
作って装着しました。
少し小さかったです。
結果カッコよくなりましたがw
15cm位でも良いかも。
こんな感じです。
スピーカーの周りのバッフルが自作となっております。
横やりすみませんでした、引き続きご覧ください。
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【購入】
①USB DAC 「FOSTEX PC100-USB」
②MUSES8920D X 2 (490円X2)
③交換可能用ソケット X2 (40円X2)
④Dayton Audio DA135-8 13cm アルミコーン ウーファー 8Ω BSDA0 X2
⑤半田ごて
※中学生以来 使ってない^^;
【作業開始】
では、作業に入りましょう。
①アンプの箱を開けます。
結構スカスカなんですね。
交換するオペアンプの位置を確認します。
向かって右側にオペアンプが刺さっている基盤を発見!
載っている基盤を外します。
②搭載されているオペアンプをニッパーで切断!(今まで有難う)
こんな小さな部品で音質が左右されるのですね。
ニッパーでオペアンプを取り除きました。
この方法でやると当然、「オペアンプの足」が基盤に残ってしまいます。
「半田ごて」を利用し綺麗に取り除いて下さい。
③オペアンプを交換出来る様にソケットを半田付け。
その後、オペアンプを交換可能用ソケットに差します。
オペアンプには差す向きがあります。
間違えると破損しますので注意が必要です。
ふぅ~。なんとか装着完了です。
こんな感じです。
ソケットは半田で固定し8920は、刺しただけです。
これで、また新しいオペアンプを抜き差しで試せますね。
⑤元通りに基盤をアンプ本体に接続します。
⑥スピーカーをエンクロージャー(箱)はそのままに交換。
作業時間は、初めての作業でしたので約1時間位でした。
次回以降は、半田を使いませんので10分位の交換作業に
なりそうです。
【変更後音質】
さて、音質はどう変わったのでしょうか!
①無音時にボリュームを上げると「サー」と言う
ノイズが一切聞こえません。
DACが良い仕事してるのでしょうね。
②何度も聞いたCDですが、あれ?こんなに色んな音が鳴って
いたっけ?
凄い!全く別のアンプに生まれ変わりました。
MUSES8920Dの特徴なのでしょうか、パーカッションの
金属楽器の音が響く様になりました。
高音がクッキリ聞こえます。
映画の音声なんか聞き取りやすいです。
ガラスが割れる様なシーンには、かなりビックリするかもw
今までは、スカパラなんか聞くと、今までは音の余韻が無く
「響き」が有りませんでしたが、ホールで聴いている
様に聞こえます。
若干クラシック向きなのでしょうか?
これが原音だったのですね~が堪能できます。
素敵です。
上位にいる、MUSES01~03がどれだけ凄いのか
凄く気になります。
【今後】
①U1側のオペアンプを「OPA627AP」で聴いてみたい!
※最高級のオペアンプみたいです。
こちらは1回路と言う事もあり、搭載するには少々
基盤加工が必要の様です。
ここではその内容は書きません。
変更時にご報告したいと思います。
以上、結婚する前に買ったアンプが高級アンプとなり、素敵なPCオーディオ
にリノベーションされた報告でした。
有難うございました。
●2018/10/14 追記
現在、オペアンプは「MUSES01」に載せ替えました。
全くの別物です。
すごいポテンシャルです。
ヘッドフォンでは聴かない派なのですが
音の深み等、語り切れません。
一度、ご自分の耳で視聴してください。
私と同じ様に高級オーディオにお金を掛けられない方
是非チャレンジを^^
後、低音が足りませんでしたので下記を購入しております。
これで映画みても重低音がバッチりです。
皆様のPCオーディオ生活を応援しております^^
引き続き、コンデンサ交換編もよろしくお願いします^^